宿曜師 濃姫と信長

宿曜師濃姫と信長

宿曜師濃姫と信長


 信長フィクションのひとつ。
ここでの濃姫は宿曜占星術や陰陽術の達人。実戦でも強く、剣で武士を切ったり忍者のような実のこなしをしたり、まるで、女性ゲームキャラのような大活躍ぶりである。
じつは斉藤道三も宿曜占星術の達人で、そのわざで美濃をのっとったという設定だ。
道三の占星術で「濃姫と信長の子供が天下をとる」とでた為、二人を政略結婚させる。
 この本での信長はただのやんちゃボウズで、美しく強い濃姫に惚れてしまう。
信長は濃姫を軍師とし、尾張統一の戦いを進めていく。
 ・・・濃姫が優しく強く美しく、作者の「ドリーム」を一心に背負っています。
信長は最初何でも濃姫に相談して事を進めていく。
ちょっとこの信長、可愛すぎませんか?純朴すぎませんか?
とてものちの「第六天魔王」にはみえませんけど・・・。

でも、こうやって一人ぼっちでない「信長」には心温まるものがありました。